インプラント治療とは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。顎の骨に結合することでよく噛めるうえに、審美性に優れた人工歯を使用するため美しい口元を取り戻すことができます。

インプラントは顎の骨に結合することで、天然歯に近い噛み心地を得られます。入れ歯やブリッジは噛む力が低下するため、硬い物を食べられなくなるケースも少なくありません。また、総入れ歯は粘膜が覆われて飲食物の温度を感じにくくなります。入れ歯に食べカスが挟まって気になり、食事を楽しめなくなることもあるでしょう。
インプラント治療には、このような問題は一切ないため、これまでどおり好きなものを食べることができます。

入れ歯を使用すると、発音が会話に影響が出ることがあります。インプラントは顎の骨に固定されるため、発音に影響を及ぼすことはありません。これまでどおりに会話や歌などを楽しんでいただけます。

歯を失ったところを放置すると、筋肉を使わないことで頬が痩せてきます。その結果、実年齢よりも老けて見えるようになるケースも少なくありません。インプラント治療では、顎の骨が少ないところに骨を補填してインプラントを埋め込むため、顎にしっかりと刺激が伝わって筋肉が痩せるのを防ぐことができます。

インプラントは独立しているため、残っている歯に悪影響が及びません。ブリッジは歯を削ることで歯の寿命を縮めてしまいます。部分入れ歯は周りの歯に金属のバネで引っかけるため負担がかかります。残っている歯を大切にしたい方にこそ、インプラント治療がおすすめなのです。

インプラントは、次のパーツで成り立ちます。

• インプラント体（顎の骨に埋め込む人工の歯根）
• アバットメント（インプラント体と人工歯をつなげるための連結器具）
• 人工歯

インプラント体は生体親和性に優れたチタンかチタン合金を使用しており、金属アレルギーが起きる心配はほとんどありません。チタンのアレルギーがある方も一度ご相談ください。

入れ歯とブリッジはいずれも残っている歯に負担をかけますが、インプラント治療は一切の負担をかけません。見た目も入れ歯やブリッジよりも美しく、優れた噛み心地を実現できます。ただし、入れ歯やブリッジのように保険適用ではないため、多くの費用がかかります。

ガイデッドサージェリーとは、歯科用CTで撮影したデータをもとにインプラント体を埋め込む位置や角度、深さなどをシミュレーションし、その結果に基づいて作製したガイドを使う方法です。
シミュレーションどおりにインプラント体を埋入することで、最小限の歯ぐきの切開で治療を行えます。そのため、術後の傷の治りが早く、身体への負担が少なくなります。また、血管や神経などを傷つけるリスクも大幅に軽減できるなど、安全性を飛躍的に向上させる手法と言えるでしょう。

インプラント治療の侵襲を最小限にすることで、術後の痛みを抑えられます。インプラント治療を検討しているものの、術後に麻酔が切れた後の痛みを懸念している方は多いのではないでしょうか。ガイデッドサージェリーを使えば、そのような心配を抑えてインプラント治療を受けることができます。

当院の院長は日本口腔インプラント学会専修医です。優れた専門性と技術により、安全性が高いインプラント治療を行います。
「顎の骨の周りの血管や神経を傷つけない」、「インプラントを適切な角度・深さで挿入する」など、細心の注意が必要な治療も高いレベルで行います。
また、当院の院長は口腔外科病院の在籍経験がありますので口腔外科領域についてもお気軽にご相談ください。

当院では、世界的に多くシェアされている信頼性が高いメーカーのインプラントを使用しております。いずれも徹底した品質管理のもとで製造されており、長期間の使用に耐えることができます。

当院では、マイクロスコープをはじめとした精密な治療に必要な機器を揃えた個室をご用意しております。また、徹底した衛生管理により感染リスクが低い環境でインプラント治療を行います。